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祈り

10.10.20

特大角形灯籠

10.10.20

正面を決める“やぐら”

10.10.16
芦野温泉の敷地内には幾多の施設がありますが、

この浴場棟が正真正銘の本丸、中枢です。

そこで「我ここにあり。」という存在感を示そうと、

江戸期の芝居小屋の櫓を引用し

テーマカラーである深紅のやぐらを正面に据えました。



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やぐら詳細図面

ASHINO ONSEN

10.05.08

心と体を癒す現代の湯治場



栃木県那須にある一軒温泉宿の芦野温泉。多くのお客さんに応えるために温泉浴場を新たにしました。
単に温泉の効能に期待するだけでなく、空間や光、自然などの力を総動員して、体も心も癒すことのできる浴場を目指しました。
  • 芦野温泉が目指すお客さん相互と従業員の関係性に適した空間配置
  • 湯治にふさわしく胎内のような落ち着いた雰囲気
  • 男女の声が互いに聞こえ、安心感と賑わいのある一体感
  • 湯気がこもり、掛け流しのお湯があふれるしっとりとした感触
  • 骨太な安定感のある建物の風格
  • 黒を基調として引き締まった凛とした佇まい
  • 既存棟と調和した景観の形成
  • 掛け流し温泉の排湯の廃熱を床暖房等に利用する省エネ
  • 地下ピットを利用した外気加温給気により冬期の冷気を防ぐ
  • 毎日の浴室浴槽洗浄に対応した浴槽張り込み時間の管理
  • 外気変化に対応した掛け流し湯量を設定し浴槽温度を一定に保つ
  • 既存1号泉と新たに掘った2号泉をふくめた熱交換による給湯省エネ
  • 高齢者にも使いやすい各部分の寸法や高さ、素材の選定
  • 雰囲気のある陰影をつくりつつ、高齢者に配慮した照明

各地の湯治宿だけでなく伊勢神宮や京都の歴史的な建物の様々なエッセンスを吸収して空間を構成しました。 大きな一体空間のなか、男女の声が響き、お互いの気配を感じ、また自分のからだと心に向き合うことのできる、おおらかでどこか懐かしい空間に仕上がりました。

芦野温泉新浴棟
 所在地:栃木県那須郡那須町芦野1461
 用 途:ホテル又は旅館
 床面積:930m2(280坪)
 構 造:RC造一部木造、地上2階
 期 間:設計/2008.01-09.03(15ヶ月)、工事/09.04-12(9ヶ月)
 コスト:非公開

 <協 力>
 構 造:増田建築構造事務所/山田憲明、岸上大介
 設 備:YMO/山田浩幸、小山隆
 建 設:マルホ建設/吉成昌己、奥泉英雄
 電 気:蛭田電機/蛭田允春、藤田浩之
 設 備:エルコア/津久井治一
 サイン:ICHIZEN/金子由紀江
 のれん:エニシング/西村和弘、潮田博昭
 写 真:中川達彦

芦野温泉のホームページはこちら
<模型による検討>
模型で浴室の雰囲気を徹底的に検討しました。灯籠に豆電球を仕込んで照明の検討をしていますホールカウンター周りの検討、ライティングによっては本物に見えてしまいます。エントランスホールの障子越しの光の検討、神秘的な雰囲気を作っていきます。障子の割り付け検討障子を開けた時の光の感じ玄関ホール周りの模型、でかい!正面の見え方縁側の感じは?薬湯の模型屋根を取ると2つの浴槽の配置が判ります。模型だとけっこうかわいい感じ薬湯内部の検討正面のほこらも再現高窓からの光がポイントになるはず人が入るとこんな感じかな?
<建設過程>
地鎮祭、いよいよ工事開始です。 排湯廃熱利用ピットを備えた大規模な基礎工事 湿気対策のため、構造体の基礎から壁は大規模なコンクリート構造です。右腕の大工さんと。 正面軸組が立上がりました。 どんどん組み上がります 小屋組が出来てきました。特徴的な越屋根の形状が露になっています。 石山に石を選びにきました。 これ、いいなぁ。小さく見えますが・・・。こんなにでかい。大型クレーンでやっと。 アプローチの石碑も一緒に設置することに。石は並べるもの一苦労です。格子塀も設置してアプローチのポイントが仕上ありました。 採光と換気のための越屋根に登って、屋根を葺いています。 正面の軸組が出来てくると建物の大きさが見えてきました。現場事務所では奥泉さんが大忙し 防水工事中 浴室内は足場を組んで だんだん仕上がってきました。 大きなカウンターが出来てくるとだんだん雰囲気が出来てきます。 脱衣室も出来てきました。 番台も出来てきました。 本体に引き続き、薬湯の工事も始まりました。 小さいのであっという間にカタチになります。現場監督の奥泉さん、なんだか楽しそう。 正面も真っ黒に塗装、引き締まってきました。 薬湯も仕上がってきました。この光の感じ 屋根が仕上がってくると迫力あります。 ライティングの確認水張り溢れ試験うまく溢れるようにタイルを調整もう一息確認の検査です。図面と不整合がないか一つ一つ確認。消防の検査、鳴るとは判っていても、ドキドキします。やっと仕上がりました。
日中の正面外観、黒い外壁に芦野温泉のテーマカラーの赤紫色が映えます日が暮れると、灯りがともり、陰影のある景観が現れます櫓にも灯りがともり目を惹きます渡り廊下に心が躍ります。 ホールの正面には、神殿が祀られています。ドリンクカウンターの周りはいつも風呂上がりのお客さんたちで賑わっています。2階は休憩スペース、空間に立体感を与えるちょっとしたお遊び空間旧浴棟より引継がれた芦野神社男性入口女性入口 ひろびろとした脱衣室、ロッカーのかな文字は金子さんの力作です。パウダーコーナーも完備シンプルで判りやすいようにと、表示をひと工夫しました。壊れたかごをすぐに入替えが出来るように、取り外し式の表示を設置いつもコンコンと掛け流しのお湯が溢れ、しっとりとした雰囲気の大浴場体を冷ますために浴槽周りは「すのこ」になっています。浸かっては冷まして、を繰り返しお湯をたっぷり楽しんでください。湯気の向こうから光が射込む大浴場 灯籠の灯りと高窓からの自然光が印象的です浴室全体 男女の浴室は仕切りで隔てた大空間、笑い声や話し声がこだまする一体感のある雰囲気を作っています。充実した洗い場でお客さんを待たせることのないように まずはたっぷりと掛け湯を浴びてから ロゴが入った大灯籠が見守ります。大きな越屋根の高窓で自然光をとりこみ、湯気を排気します。 手摺もがっちり
別棟の薬湯は2種類のお湯大木戸を開放するとほこらが現れます体と心を癒す湯治は祈りと切り離せないもの、静かに回復を願う空間大きく水平面が開いた露天風呂、浴場棟の大屋根が見守ります
芦野温泉の家紋をあしらった正面櫓懐かしい縁側の風景 男女の浴室は仕切りで隔てた大空間、笑い声や話し声がこだまする一体感のある雰囲気を作っています。大きな灯籠が浴室をぼんやりと照らします。大きな越屋根の高窓で自然光をとりこみ、湯気を排気します。テンション材と登り梁の接点
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