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住いの計画 お店・事業の計画
Ayumi《ジオプラスの修行》  

 お施主さんと仕事先に鍛えられてます。

   設計侍、修行中。
理想の働き方    
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現在の設計スタンスに至るまで
設計に求められていることは?
設計事務所での修行生活も5年を迎えたころ、設計者としてこれ以上の成長は自分自身でお施主さんと社会に向き合わないと始まらないと気づき独立しまいた。

独立して、すぐに戴いた仕事で、大切なお客さんの信頼を失いました。その結果はなぜなのだろうと自問を続けた結果、自分が事務所で身につけた設計方法、思考方法論、表現方法のほとんどが役に立たないことが判明し2日ほど寝込むほどのショックを受けました。

それは考えてみれば当然。組織も立場も、お施主さんも全く違うのだから、全部を変えなければ。心機一転、布団から飛び起き、一旦すべてを捨てて、本当に必要なこと、やらねばならないことを再構築することに。半年を費やします。

なんとか仕事を続けていたあるころ、知人の紹介である方のお住まいに伺いしました。立地/広さ/設備/眺望など申し分のないご自宅で社会的にも成功した方とお聞きしていたのですが、なぜかご本人から覇気や気力が感じられません。一体なぜなのか?

それをきっかけに、私たちをとりまく生活空間を丁寧に見直してみると、人が生きていく上で本来大切にすべき人の心の動きや自然との関わりを軽視して、立地や眺望といった流通のための一元的な価値観や、本質を離れた奇抜さや単なる自己主張、経済一辺倒の拝金主義的な空間が氾濫してることに気づかされました。そして、私自身もその片棒をかついでいたことも。

事務所開設当初はそうした従来の設計手法にならい活動していました。でも、完成した建物の中には、お施主様共々、「いいけど、しっくりこない。」と感じるものがありました。そうした経験から自身の設計を見直してみると、デザイン本来の姿である、生活を考え、使い勝手を洗練させ、「みなさんの日常の“生活”そのものを原点に考える」というデザインの本来のあり方から外れているためだと気づきました。もちろん全くそうしたことを考えていない訳ではないのですが、それに徹底的に徹していないということです。

近年生じている家庭や近隣のトラブル、孤独死などの多くの社会問題は、こうした価値観で形作られた現代の生活空間に大きな一因がある気がしてなりません。単なる機能的な充足の時代が終わったということなのだと思います。徹底して作り込まないと、意味が無い時代なのです。

それを打開するためには、建築士のエゴ、クライアントのエゴ、社会のエゴに向合って、生活の基本に的を絞り、歴史と時代に耐えうる価値観を再構成して、ひとつひとつの空間を丁寧につくりあげる以外に方法はありません。

生活(ひと)を原点にした設計方法を模索
その窓は本当に必要なのか?掃除できるのか?空けやすいか?大きさは適切か?

これらの問に答えるためには、

 ・その人とその場の真の目的を問う本質的思考
 ・生活動線や環境、使い勝手の徹底分析
 ・一人ひとりの身体に合わせた寸法体系の採用
 ・楽しさや安らぎを生み出すための心理学的アプローチ

といった、細やかで多岐にわたる検討を重ねなければなりません。

こうした設計方法は、とうぜん時間と手間ひまが必要となります。
しかし、お施主さんから一言。「コントロールとスピードを上げてこそプロだ。ピッチャーだってそうだろ。」

確かに、時間をかけていたのでは、私たちの日常生活のベースとなる多くの建物、一般住宅や個人店舗や大衆施設が求める時間的・経済的要求には応えることができません。
以来、私たちは、生活に密着し生活からデザインするという本来の設計に基づきながら、実質的に許される設計期間と設計費用で実現できないかと、試行錯誤を続けています。

設計方法を徹底的に見直して、形式的で無駄な資料や図面を削減するなど、無駄のない実質的な設計方法を追求しています。雑誌掲載や展覧会などの設計を作品づくりと勘違いしてしまうような活動からも距離をおいて、ひたすら設計だけに精を出すことにしました。

したがって、当事務所のお客様はこのホームページと、口コミが頼りです。
事務所もオシャレな一等地に気取ったオフィスを構えるのではなく、背伸びしなくていい地域を本拠地にしています。皆さんの声に敏感でになるために、第3期に街の人が気軽に入りやすく、私たちの活動が目に見える商店街に事務所をかまえ、現在はそこで気づいた自分達にできることの精度を上げるべく、質素ながらのびのびと創造性を発揮できるような空間に移っています。

「生活そのものを楽しみたい。不安を解消し少しでも安らぎを得たい。」という心を大切にして、意識の高いクライアントと濃密なキャッチボールを繰り返しつつ、生活に真っ向から立ち向かい、様式にまで高め、美の領域へと辿り着きくために活動を続けています。
» 活動理念

事務所の変遷
出発:国分寺自宅《2006.03〜2007.7》
まずは国分寺の自宅のひと部屋でスタートしました。
約4.5帖の中に、プロジェクトの資料と大量のカタログ、PC2台にA3プリンターとA1大型プロッター、そしてA1製図板。なぜ全部が入りきっていたのか今でも不思議です。窓から見える富士山が唯一の救い?
眺め最高
試期:市ケ谷雑居《2007.08〜2008.12》
さすがに耐えきれず、千代田区三番町のシェアオフィスに拠点を移しました。
作業スペースが広くなっただけでなく、[co-lab]という建築設計、プロダクトデザイン、グラフィックデザイン、作家などが集まりコラボレーションを目的としたシェアオフィスで多くの出会いに恵まれました。» co-lab HP
最小限設計コクピット
初期:国立東事務所《2009.1〜2011.7》
やるべきことを明確に見つめるため、じっくりと取り組める環境を求めて国立へ。
桜並木の見事な大学通り近くの静かな場所で、スタッフとのコミュニケーションも密度が上がり作業しやすくなりました。Geo+が今後のチャレンジのための力を蓄える濃密な空間でした。
じっくり考えるための空間
2期:国立中事務所《2011.7〜2013.10》
お客さんとの新たな関係を構築するため、意を決して商店街の路面店へ。
道行く人々とのオープンなふれあいから、生活者に近いデザインと設計者のあり方を模索します。Geo+の提案を次々と発信していくための新たな拠点です。
街とつながったオープンな事務所
3期:国立中事務所《2013.11〜2014.03》
場所は変りませんが、事務所の体制をより確かなものにするために法人化しました。
事務所登録も切り替わり、新たな体制で所長もスタッフも精進します。
街とつながったオープンな事務所
現在:国立66事務所《2013.11〜2014.03》
自分達の役割がはっきりしたタイミングと時を同じく見つけた事務所。
思い切って、移転することにしました。
的を絞って、徹底的に突き詰めるための広さと、室内構成をもつ個性豊かな建物です。
屋上がある!